カーブボード。
昔、サーフィンの陸トレとして発売されていたカーブボード。
タイヤに空気を入れて、タイヤの大きさが直径15cmくらいあるんじゃないかという、ボードもタイヤやたらと大きく、なんとアスファルトだけではなく、土のガタガタ面でも乗ることが出来る。
という特徴で、これもよく売れていました。
当時、このカーブボードがサーフィンにいい。と、プロサーファーを使って派手に宣伝していましたが、実際乗ってみると、
たしかに前足荷重はできるのですが、何しろ大きすぎるのとボードの反発がスプリングのため、レールの入れ具合が一定でどれだけ倒しても一定。
本当なら入れれば入れるほど反発が強くならないといけない。
そして、ターンは出来るけれどもアップスがなかなか難しく、動きものっそり遅い反応。スピードが上がってくるまで時間がかかる。
おまけにタイヤの位置がスタンスの外にあるので、ノーズを浮かさず回さないといけないのでランペイジで使えない。
という大きな欠点が。
非常に大きなスケートボードなので、大きなラインを描くロングボードのようなサーフィンには、そこそこ良いのかもしれませんが、リップなどサーフィンに急激なアクションが求められるショートボードのようになってくると、やはりランペイジで使えない。
というのが大きなネックでした。
そのカーブボードが発売されてから、この造りをそのまま短くしたようなものが出来、それがスティックというスケートボードになった。(たしかこういう流れだった気がします)
で、これはまたこのページに書いておきましたが、同じくタイヤの位置とスプリングがサーフィンと合わない運動をさせてくれます。
カーブボードは、サーフィンの大きなターンのみの、練習にはなんとか使えるかもしれないけれども、ハードなターンには向きにくい、アップスもマスターしにくい、ランペイジで使えない、というのが特徴でした。