前半、ミックファニングがリードされてしまいますが、その後ミックファニングのあまりにも違いすぎるサーフィンの1発で一気に逆転してしまいます。
ミックファニングの方がアクションが少ないのに点数が高い。
とにかく芸術的な美しさとパワーを秘めたミックファニングのカービングターン。そしてレイバック。スピード。
何をとってもミックファニングの方が非常にインパクトの大きいサーフィンです。
さて、今回は
" ウェットスーツ "
ウェットスーツについてお話ししようと思います。
これからサーフィンをしようという人には、サーフィン用もダイビング用もウェットスーツは同じものに見えるかと思います。
しかし、その違いを知っておけば、ダイビング用ブーツをサーフィン用に使ったり、と同じように、うまくその機能を使い分けることができます。
サーフィン用のウェットスーツとダイビング用のウェットスーツの主な違いとは、
「ウェットスーツの生地に含まれる気泡の量」
ウェットスーツが日本に登場した時は、すべて100%がゴムの生地でしたが、非常に重く扱いずらかったため、
現在では、その生地の中に気泡を入れることによって、軽さと動きやすさ保温力を手に入れることができました。
つまり、サーフィン用のウェットスーツは、ダイビング用ウェットスーツよりも生地に気泡の量が多い。
と言われています。
サーフィン用ウェットスーツとダイビング用ウェットスーツをメリットデメリットで比較してみると
サーフィン用ウェットスーツ
●サーフィン用ウェットスーツのメリット生地に気泡が多いためダイビング用よりも柔らかく動きやすい。4mm(胴体)×3mm(腕周り)など、パドリングのために腕周りの生地をうすくしているのでパドリングがやりやすい。浮力が強いためワイプアウトした時に水面に浮きやすい。●サーフィン用ウェットスーツのデメリット生地に気泡が多いため、数年使っているとウェットスーツの気泡が潰れてペラペラに薄くなりやすい。深く潜ることが多いほど薄くなるのが早い。薄くなると保温力が大きく落ちる。
ダイビング用ウェットスーツ
●ダイビング用ウェットスーツのメリット生地の気泡が少ないため、長く使っても生地が薄くなりにくい。保温力サーフィン用ウェットスーツよりも長くキープ出来る。●ダイビング用ウェットスーツのデメリット5mmなど生地が腕周りまで同じ厚さなのでパドリングがやりにくい。慣れが必要。(逆に考えるとパドリングの強化と考えられないこともないが・・)腕、足のジップが付いているものがあるが、それはサーフィンにはいらない。そこから水が入りやすい。ジップのないものを選ぶ。(1万円前後のダイビング用ウェットスーツは生地が弱いのでやめた方がいい)
と、なります。
デザインではなくて機能で考えて
ダイビング用ブーツはサーフィン用ブーツよりも保温力が良い上に、サーフィンに使っても機能的に支障はないのでサーフィンに使えましたが、
しかし、ウェットスーツに関しては
北海道や東北地方の極寒の地域のサーファーならば、保温性、耐久性を重視して使いたいのなら、1枚はダイビング用ウェットスーツを持っていてもいいけれども、それ以外の地域のサーファーはあくまでも予備として、くらいの気持ちの方が良いでしょう。
ウェットスーツに関しては、サーフィンはサーフィン用のウェットスーツが1番です。