台風が過ぎ、天気図を見るとまたもや南海上に台風になりそうな低気圧があります。
おそらく9/25日(金)には台風21号が発生しそう。上陸しないで太平洋沖を去って行ってほしいものです。
今年は連日の台風ラッシュでサーファーにとっては大喜びの年ですが、波が大きくなればなるほど危険も大きくなる。
大きな波でのサーフィンはとにかく注意が必要です。
台風の波をなめてかかれるほど様々な経験を積み重ねまくっているなら良いのですが、経験を重ねれば重ねるほど、
海というのは何が起こるか分からない
というのが真実で、海を深く知っている人ほど海の恐ろしさを知っているというのも事実です。
その上で、こうなった時はこうする。ああなったらこうする。
というようにシチュエーションをイメージしておき、実際にそうなったら暴れそうになる心を意志で抑えてそのように行動するということをしています。
台風のサーフィンの事故の中で最も多いのが、
リーシュ切れ
これによって、
湧き上がる潮と海底に持っていく潮に巻き込まれ溺れる人。
リーシュが切れたことによって、泳いで帰ろうとしても沖に向かう強いカレント(潮の流れ)に乗ってどんどん沖へ流され、行方不明になる人。
何十キロも泳げるようになったとしても危険はいつもつきまとうものです。
このようにして、リーシュ切れが原因による事故が毎年のように全国であります。冬のハワイではしょっちゅう。ワイプアウト時にリーシュを触っていると伸びすぎて非常に細くなっていて冷や冷やします。
これを防ぐには、リーシュの傷の点検と定期的なリーシュの交換がよく言われていますが、最近思うのはハワイマウイ島のトゥーサーフィン。
レアードハミルトンなどトゥーサーフィンをする人たちがやっているように、かなり大きな波ではライフジャケットを着てサーフィンする。
ということもこれから考えていくのも良いのではないか?
とさえ思っています。
試しにライフジャケットを着てサーフィンというのもやってみたことがありますが、テイクオフが濡れたライフジャケットの重さで少し重く感じますが、慣れると意外にそれほど苦もなくテイクオフが出来る。
そういうものです。
波から落ちた時は、笑ってしまうほど簡単に浮いてくる。手足を動かさなくても浮いている。
かといって、ドルフィンができないこともない。
でした。
確かに恥ずかしいというのもあって、ライフジャケットまでしない人が多いですが、あまりにも大きい時はあっても良いんじゃないか?
死ぬよりはマシなんじゃないか?
安全性は高まるのではないか?
と思うのです。
これからまた来るであろう台風の波。
しっかり前足でサーフボードを踏み込んで、波に吹っ飛ばされることのないサーフィン。
ごまかしが効かない大きな波。
普段のサーフィンの欠点が大きくでます。
また本当に良いスケートボードで常にやっている人は、今までどうしようもなかった大きな波をいつのまにか翻弄されずしっかりとボトムターントップターンを繰り返している自分に気づくことになるでしょう。
そうなればしめたもの。どんどん自信が付いてますます上達が加速します。
本当に良いスケートボード、どんどん乗り込んでいきましょう!!
それでは、くれぐれを気を付けて台風のサーフィンしてくださいね。
私が今まで色んなリーシュコードを使ってきた中で最も耐久性があって強かったリーシュコードがこれ。マジックテープもいつまでも強い引っ付き力。