パンピング。
波の力が弱く、そのまま立っていると、板が沈んでしまいそうな波。
スピードがとにかく出しにくい弱すぎる波。
そんな時に使います。
そのやり方は、前足荷重のまま、前足をパンパンと飛び跳ねるようにします。
これは海に行くとよく見るでしょう。
しかし、中にはこんな人もいて、
とにかくパンパンが多すぎる人。
パンパンしなくてもいい波をパンパンしていく。
パンパンする必要もない波も、何もかもすべてパンパン。
で、サーフィンはとにかく忙しく、動こう動こうと一生懸命にしている。ボトムターンせずにパンパンから、いきなり板を足で振り上げる。
こういうサーフィンをよく見ます。
しかし、少し考えてみてほしいのですが、
この、パンパン。
サーフィンの世界では、あまり歓迎されない技術。
パンパンする必要のないところでパンパンすると、逆にかっこ悪く、減点にさえなる技術です。
本当は、こういうタラいセクションは、トムカレンがたまにやるように、板を蛇のように横に振るトリミングでつないで行くのが理想。
トムカレンにしてみるとタラいセクションでさえも、そのアクションが芸術的に映えるセクションに変わってしまいます。
とにかく、自分はパンパンし過ぎかな？
パンパン大好き。
とにかくパンパンするんだ。
なんて思っている人は、もう少し、はやる気持ちを抑えて、必要のないところではパンパンしない。
動かないところは動かない。
動く必要のあるところでは、大きく動く。
という風に心がけていくと、
サーフィンにメリハリが出てきていいサーフィンに変わっていきます。
サーフィンの上手な人は口を揃えて言うことは、
「とにかく動かないこと。無駄な動きをしないこと」
です。
よく見てみましょう。
ケリースレーター等、無駄な動きがありません。
ボトムターンからリップという大きな動きの連続です。
無駄な動きをせず、しっかりサーフボードを踏み込んでボトムターンしてアクションに移ってます。
