先日の台風のうねりが入り始めた時、
そんな中、こういうとんでもない行為をしている人がいたそうです。
その人は泳げない人で子供づれ。
親は泳げず、子供は多少は泳げてもちょっと波に巻かれたら溺れる始末。
そういう2人が、このうねりの中、うねりが押し寄せる浜に行き、海水魚のための海水を汲もうと言うそうです。
こういう行為は、
海のそばに住んでいる人や、サーファーにとっては信じられない行為。
もう気が狂っているとしか言いようのない行為です。
海をよく知っている友人が、いくらメールでやめなさいと警告しても(遠く離れていたため)
もう一回がんばってみる。
と。
何度警告しても、何度言っても、何度、言っても聞きもしませんでした。
そして、やっぱり汲みにくいので、その場所はあきらめて違う場所へ行くことに。
友人は、
海水を汲みたいのなら、波の穏やかな港に行って、バケツにロープを結んでおろして水を汲みなさい。
と言うと、
バケツとロープ持ってないからー。
と。
100均が近くにあるからそこで買えばいい。そうしなさい。
と言うと、
無視して、
SEE YOU
と返信してくる始末。
友人が、その行為に呆れてると、やがて、やったぞとばかりの絵文字。
どこで汲んだかと言えば、
多少はサイズが下がるまでも、うねりの入る場所。
うねりに手足を滑らせると、即、巻かれる場所。
もうどうしようもなかったそうです。
こういう人間は何を言っても聞かない。
友人が言っていたのが、こういう人にサーフィンや海水魚の飼育を教えたのが間違いだったかもしれない・・・
まさかこういう危険行為に走るとは・・・・・
と言っていました。
私は、思います。
サーフィンや泳ぎを教えていいのは、自分の能力を過信しない人、人の言ってることを、ちゃんと理解できる人。
じゃないかと。
いざという時、ちゃんとレスキューできる人がいないと
「泳げない人間は、経験して分かるのではなく経験したら終わり」
どれだけ泳げるサーファーでさえも、セット頭半のショアブレイクでサーフボードも何もなしで巻かれたら、きついもの。
上下は分からず底に向って泳いだり、さらに海底に打ち付けられ、泳げる人間も、どうなるのか分からないのがショアブレイク(波打ち際の波)です。
台風のうねりが強く届く時、台風が過ぎオフショアが吹き始めるとサーフィンができ始める時。
しっかりレールを入れるというサーフィンの技術に限らず、泳ぐという基礎能力までもがすべての能力が試される時です。
リーシュコードやリーシュカップの充分な点検。
サーフボードが折られた時の避難経路など、充分注意してサーフィンしましょう。
限界を超えた波は、やりたい自分を抑えることも大事かもしれません。
気をつけて。