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Top > 2014年1月14日

最新記事【2014年1月14日】

冬のノースショア。

誰もが夢見るサーフィンの聖地。


その姿は、実際に入ると波は最高ですが、非常にパワフルで凶暴。

まるでコンクリートの上を滑り、水面下から見上げるスープは悪魔の牙と変化します。

 

 

波のサイズにもよりますが

パイプラインでのサーフボードサイズは7FT前後

サンセットビーチでのサーフボードサイズは9FTくらいのサンセットガン

ワイメアベイでは10FT以上のビッグガン

を使います。

 

 

そんなハワイノースショアに入りたいと思うのならば、やはり普段から台風の波に乗りなれていることが大事。

日本の台風の波よりも大きい波がハワイに打ち寄せます。

 


そのため昔からビッグウェイバーは、水中で大きな石を抱えて自分の体を浮き上がらせないようにして海底を走るトレーニングをする。

「 息は3分止めることができるようにならないとダメ 」


などと言われたものです。

 

そう、昨年溺れた人のように、ハワイの大きな波ではサーフィンそのものの技術よりも、どんなトラブルがあっても生きて帰ってくる力が重要。

それはスキルというよりも強い生命力と言ってもいいかもしれません。

ハワイに行けば行くほど、その必要性を思い知らされることになります。

 


こういう地道なトレーニングを日本で続けることができるか。

これをやりつづける人は、それだけの見返りがあります。

あなたのサーフィンライフ楽しんでいきましょう。 

サーフィンなど溺れた人の助け方で、サーフボードの上に乗せて助けるなどと書いているサーフィン雑誌がありましたが、現実は溺れている人をサーフボード乗せるなどということはできません。


というのも、

溺れている人がサーフィンをずっとやっている人なら、サーフボードに捕まるという冷静さを保つことができますが、

ところがサーフィンを始めたばかりの初心者や、サーフィンを知らない人はそうはいきません。

 


溺れている現実は、もう生命の危機にさらされ必死ですから、実際サーフボード持って背後から助けに行くと、


どれだけ

「サーフボードをちゃんと持って!」

と言っても、

本人は恐怖で身体中の震えが止まらず、呼吸も出来ず、サーフボードに捕まるどころか、捕まったサーフボードを離して人間の方を掴もうとやってきます。

 

こうなると、

サーファーにはただの膝や腰程度のスープでも、掴まれた2人にとっては脅威になります。

 

自分にとっては余裕でも、相手は溺れる恐怖で横隔膜が緊張で上がりすぎて、息をしたくてもできない状態になり、いつもなら少しは泳げるのに、まったく泳げない状態に。


そして、スープが次から次へと覆いかぶさってくる度に、ギャーと叫び声をあげる始末。

 


逃げたい一心で冷静さを失い状況判断できず、

次に来る波を見ているわけでもなく、波から顔をそむけ後ろ向きの状態でオンショアの波にバサバサやられ続けます。


これが沖過ぎる場所で溺れたので、しばらくすると溺れた人は顔が白くなってきます。

 


その姿を見ると、
これは途中で気を失って、陸上に上がって人工呼吸しなきゃいけないのかな?

と思いました。

 

と同時に、自分も生命がやられそうになったら、溺れている人を捨てていかなければいけないのだなという冷静さもありました。

 

 そのままオンショアの連発で波にもまれていると、 このように↓

kyujyo1.jpg

 

自分の体が、溺れている人の背後になり

自分の片手に持ったサーフボードが溺れている人の前に入り、腕は溺れている人の脇の下をくぐらせ。

もう片方の手も溺れている人の脇の下からくぐらせサーフボードを持つ。


こうすることで、
なんとか溺れている人を肩から上を海面上に浮かすことができました。

そして、その時ようやく本人も

「助かるかもしれない」


と、思ったそうです。


そしてやっと
陸近くに波で寄せられ、なんとか足の着くところに来て、足元定まらずフラフラした状態で陸に駆け上がっていきました。


海水を大量に飲みながら、息も絶え絶え助かりました。

 

そして、
溺れた人は、海の恐怖症が始まりました

 

私の大事なアルメリックは溺れた人に叩かれ凹みましたが、

それでもサーフボードが折れようがなんだろうが、そういうものはお金を出したら何とでもなる。

しかし、人に死なれたらとんでもない。

無事で何より。


これで少しは海の恐ろしさを身体で知ったと思います。

 


次は、
この完全に溺れてしまった経験で出来た、海恐怖症(トラウマ)を克服したお話しをしますね。

 


サーフィン初心者は、経験者にやめた方がいいと言われたことは、素直に聞きましょう。

自分の基礎能力の分かっていない人は非常に危険です。海は誰も助けてくれません。自分の力のみです。また、自分だけでなく助けに行った人も危険にさらしてしまいます。

助けに行く人も要注意です。

 

 

道具を過信してはいけませんが、自分の限界を超えた波をやる人はライフジャケットを着ています。

子供さんなど心配のある人や泳ぎが怪しい人はこういうものを使ってもいいかもしれません。

>> 【JETPILOT/ジェットパイロット 】2015モデル THE CAUSE F/E APPROVED NEO VEST

 

楽しんでいきましょう!!!

アルメリックサーファー・サーフィン上達のコツ

アル・メリックサーファー、ライダーを主体にしたサーフィン上達のコツ。サーフィン上達の方法です。


CATEGORY1
更新履歴
ハワイノースショアの波をやるにはトレーニングが必要(2014年1月14日)
溺れた人の助け方(2013年経験談)(2014年1月14日)






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