ヨガをすると息止めが長くなる。
怪我しにくくなる。
身体が柔らかく使えるようになる。
だから、
サーフィンを極めた人はヨガをする。
ということでしたが、
そこにさらに
本物のビッグウェイブをやるサーファーは、ヨガに加え、さらにフリーダイビングを自分のサーフィンに取り入れたりします。
William Trubridge 101m CNF World Record Freedive
これは世界記録なので、また一般レベルのフリーダイビングとはまったく違いますが、この世界。
光の届かない漆黒の世界まで呼吸無しで潜って、深度を証明する札を取って戻ってきます。
フリーダイビングとは、素潜りで潜った深さを競う競技。
おそらくサーフィン界よりも先にヨガの呼吸法を取り入れたのがフリーダイビング。
フリーダイビングで超有名なのは、
その名前が腕時計にもなったオメガシーマスターの あのジャック マイヨールです。
世界一のフリーダイバーだったジャックマイヨールも、ヨガの呼吸方法をマスターすることにより無呼吸潜水の世界記録を次々と打ち立ててきました。
このヨガの呼吸法は
1分当たりの心拍数を30以下に抑えることができるようで、
現在、息止めの世界記録が17分、息を止めていられるということ。
動作の多いサーフィンの世界で心拍数を30以下に抑えるということはまず出来ないでしょうが、ヨガをやっていない人よりは心拍数を抑えることができるでしょう。
このフリーダイビングをサーフィンに取り入れることにより、より海の深度と息止めに慣れ、息が長くなり、ビッグウェイブのワイプアウト時に役に立つでしょう。
ハワイワイメアなど、限界を超える波に挑戦して行きたい人は、ヨガと共にフリーダイビングも専門的に習うと尚のこと良いかもしれません。
もしかしたら自分でも知らなかった才能が目覚めるかもしれません。
※)陸上での息止めもやりすぎるとブラックアウトという意識を失うことが起こるそうです。
私は水中で長く息を止めすぎて、激しく身体中がガタガタ痙攣しだし、浮上して息を吸っても吸えない状態でガタガタ激しい痙攣がおさまらず、
痙攣が収まってくるまで泳ぐこともできず、
溺れ死ぬ寸前まで行きました、
心を叩き折られ、しばらく水中に入るのに恐怖を感じ、自信を根こそぎ奪われた経験があります。
私の友人も、
私と同じく、水中で息を止めすぎて身体全体がガタガタと激しく痙攣しだし、溺れ死ぬ寸前、心を叩き折られ、しばらくは海に恐怖を感じるようになりました。
限界を超えた息止めは非常に危険。
息止めの無茶は絶対にやめましょう。