サーフィン上達のコツについて考えている人が多いようなので、そのままサーフィン上達のコツについて書きます。 サーフィン上達のコツは、まず陸上と海に分かれます。
「陸上で出来ないことは海でも出来ない」
まず、これがサーフィンの基本中の基本です。
陸上でスケートボードでアップスが出来ない人が、いきなり陸上よりも不安定な水面で凄く綺麗なアップスが出来るということは、まずありません。
アップスしているつもりで、手をバタバタさせているだけということが多いようです。
逆に言えば、
「陸上で出来ることは海でも出来る」
です。
サーフィンは、海の中であまりにも面白すぎるがゆえに、スケートボードをやったら本当にサーフィンが上達するの?
と疑問に思ってしまい、
スケートボードに4万円も出すなんて・・・・・もったいない・・・・
なんていう心理がサーフィン駆け出しのころは思ってしまいます。
(私もサーフィンを始めた頃はそうでした)
しかし、海でのサーフィンとスケートボードに乗っているところを見られて、友達に
「海と、スケートボードの上とまったく同じだよね」
と、2人から言われ、
自分のライディングの姿を知らない私は
「やっぱりそうなの?」
と聞いて、2人が顔をあわせて、私にうなずいたところから、
私の意識が
「そうなのかな?」
と思い始めました。
そして、決定的だったのは横浜ウェイブプールにみんなで行って、ビデオカメラで撮影し、それを自分に見せられた時。
かなりの衝撃でした。
たしかその時が、初めて自分のサーフィンを見た時だったのですが、もう恥ずかしいのなんの。
そして、帰ってスケートボードをしているところをビデオカメラで撮ってもらって見てみると・・・・
「まったく同じ・・・・」
海と陸上の姿がまったく同じ姿でした。
そこから、明らかに
「水面でやっていることは、陸上でやっていることとまったく同じ」
と教えられていたことは本当だった、と、おもいっきり気付かされました。
正直な話、
パドリング強化だとか、筋力トレーニングだとか、サーフボードの本数だとか、そういうものよりも、まずはスケートボード。最初のうちは、そこにお金と時間をかけるのが最も早くサーフィンが上達する方法と言えます。
最初のうちは、スケートボードに全ての時間をかけるべきです。
パドリング強化、筋力トレーニングなどというレベルは、中級者以上、
毎日スケートボードをして、自分のサーフィンをビデオに撮りチェック確認して、やれることは全部やっているような中級者以上のレベルの人。
それは、やれることは全部やって、さらにその上を目指す人がやるものだと考えるといいですね。
なぜならば、
・パドリングは海に出れば出来るようになってくる。
・筋力トレーニングもサーフィンすれば、サーフィン用の筋力が付いてくる。
・サーフボードの本数は、もちろん水を吸っていない良いサーフボードであれば、少なくて1本。波のサイズに合わせ2本もあれば充分なのです。
しかし、
これがなくては上達のスピードが、ものすごく遅れる!!!
というのが、
「スケートボードなのです」
それも、
ちゃんと前足加重のできる、そしてステップバックも出来る、ちゃんと土踏まずとカカトで押さえ込める幅のあるスケートボードで、ターン時にグーッ!!と強い圧力をかけて倒しこめるスケートボード
でなくてはなりません。
また、陸上でもランページでも使えるものでなくてはなりません。
そうやって、スケートボードでサーフィンの基本をやり込んでいけば、
「陸上で出来ることは海でも出来る」
ですから、自然といきなり海でも上達しているものです。
サラリーマンはどうしても週1サーファーが多いですが、
土日以外の日にサーフィンしていますか?
ということなんです。
海の側に住んでいても、サーフィンばかりでスケートボードをやっていない人は、パドリングばかり鍛えられて波をつかむのが上手でも、ライディングがひどい人が結構います。
本人は、自分の姿が分かっていないので、凄くイケイケです。
ですので、
サーフィンの上達のスピードは、海の側に住んでいるかどうか、毎日サーフィンしているかどうか
というよりも、
「どれだけ自分の姿をチェックしながらボードの上に乗っているか、どれだけチェック修正をしているか。ボードが足にくっつくほど乗っているか」
です。
ボードというのは、サーフボードのことだけではありません。
自分がボードに乗っている姿を、どれだけチェックして修正しているか。
どれだけの時間、ボードに乗っているかです。
もう1つ深く考えてみてほしいのが、
●スケートボードを持っていない海の側に住んでいるサーファー
「海に毎日4時間入っています」
とします。
しかし、1時間で波に乗れる本数は何本でしょうか?
同じ波を人と取り合う。ドロップインはしてはいけない。いい波に乗りたい。セットを待っている。
そういうことをやっていると1時間に何本でしょうか?
10分に1本として、1時間に6本。
4時間で24本です。
1日で24本。1週間で168本
それも波を取り合い興奮した状態で、自分の姿もチェックせず感情のままの24本。168本。
それは、さぞ気持ちよくて、本人は満足かもしれません。
しかし、一方
●いいスケートボードで毎日練習している、週に1回しかサーフィンに行けないサーファー。
彼は仕事の関係上、週に1回しかサーフィンにいけません。
それがすっごく悔しくてたまりません。
週に1回海に行くと、海に入る時間は6時間入ります。
すると、
10分に1本として、1時間に6本。
6時間で36本です。
海に住んでいるサーファーには波の本数は負けています。
しかし彼は仕事後、毎日、路上、ランページでスケートボードをやっています。
それも、自分のフォームを撮影してチェックしながら。
スケートボードでは、何本でも好きなだけ波に乗れる(スケートボードに乗れる)体力の続く限り。
1時間で60本は乗れるわけです。
そして彼は毎日1時間スケートボードをやり続けている。
1日60本 1週間で420本+海でのライディング36本 合計456本
それも、自分の姿をチェックしながら。
です。
何にも気にしていない168本 VS 自分の姿をチェック修正している456本
当然のごとく、その差は開いてきます。
で、
2人が同じ時に同時にサーフィンを始めたとしても、いいスケートボードをどちらかが持った時点から差がつき始めるのです。
"スケートボードは、サーフィン上達に1番大事"
"1番大事です"
サーフボードがボロくても、スケートボードが強烈ならば海で何でも出来るはずです。
サーフィン上達のコツは、
まずは、
1.フォームなど自分のライディングのチェック
2.いいスケートボード
3.ランページでスケート
4.イメージ
5.ヨガ
6.筋力トレーニング
7.海外へサーフトリップ
です。
「陸上でできるようになれば海の上でも出来る。
海の上で出来るようになるには時間がかかるが、陸上ならばすぐにできるようになる」
でした。
あなたのサーフィンがもっと早く上達しますように。