アルメリックサーファー トム・カレン
ご存じの通り、
アルメリックサーフボードを世界に知らしめたカリスマ世界チャンピオン
トムカレン
相手はこれまた同じ世界チャンピオン、トムキャロルとの戦いの1戦。
トムカレンの使っているアルメリックはアウトラインだけを見るとレッドビューティー。しかし、短いブラックビューティーなのかもしれない。。。
2人のライディング、全然違いますよね。
やはりトムカレンの方がはるかにスムーズでスタイリッシュ。
この時代、
サーフボードは非常に厚いサーフボードが主流でした。
" トムキャロルが日本に来たときも、日本人がサーフボードを片手で抱えることができないほど分厚く、どうやればこの分厚いレールを入れることができるの? "
と思ったほど、とにかくビックリするほど厚かったそう。
こういうサーフボードに乗れば乗るほど、前足荷重というサーフィンの基本中の基本。そして足首ではなくしっかり体重を移動させてレールを押し込むという基本を学ぶことが出来ます。
なので、昔のサーファー達はこういうサーフボードに乗っていたので基本というのを自然と体で覚えていった。と言われています。
カリフォルニア発、アルメリックの作り上げた世界チャンピオンのものすごく華麗なサーフィン。
この世界チャンピオン、トム・カレンがサーフィンのレベルを大きく引き上げスタンダードを作り、次のスーパースター、同じくアル・メリック・サーファーのケリー・スレーターに引き継がれました。
この通り、アルメリックがデザインするサーフボードは、アルメリックのチーム・チャンネルアイランズのスタイリッシュなサーフィン、歴代の世界チャンピオン達のフィードバックによって年々進化していき、名実ともに世界一のサーフボード。サーフボードシェイパーとして現在にいたります。
しかし、アルメリックに乗るだけでは当然、カッコいいサーフィンがすぐに出来るわけではなく
そのスタイリッシュなサーフィンスタイルを手に入れるためには、サーフィンだけでは充分な練習にならない
ということに目を向けなければいけません。
なぜなら
どれだけ乗っても波に乗る本数が少なすぎる。
客観的に見ることが出来ない。
波に乗ったスピード感と、波が追いかけて来る興奮で自分を見失って、何が何やら訳が分からなくなっている。
など、自分の姿が見えないのが上達を遅らせていきます。
こういうときが1番楽しい時で、自分が見えていないからこそ、すごく乗れていると勘違いしてしまうもの。
1本乗って沖に戻ってくるとき、悠々と胸を張って戻ってくる。ルールを無視して乗りまくる。
こういう時が勢いもあるのでトラブルを起こしやすいもので、車と同じでトラブルはちょっと乗れるようになってきたあたりが一番多いものです。
トラブルを起こさないように充分気をつけましょう。
ちゃんとしたサーフィンの練習は陸上でやる
これをやらないと海だけでは上達はかなり遅く途中で限界がきます。
それを陸でやっておくと、陸では自分を確認することができ、そして自分を客観的に見ることができる。
そしてそれが海の上で生かされる。
ものすごく大切ですから、スケートボードトレーニングはしっかりしていきましょう。
もちろん、売れているサーフィン用スケートボード、人気があるから、雇われたプロサーファー・スポンサーライダーが乗っているから、などなど何でもいいというのではなく、ちゃんとした正しいスケートボードでサーフィントレーニングをしましょう。
>>Tom Curren / In Plain View